あとぢゑ~る

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大人の発達障害と麻雀初心者の歩む道

💿夏に聴く音楽10選

お題「夏に聴きたくなる音楽と言えば」

アンビエント・ポップス/ワールド・ミュージック

Deep Forest "Boheme"

ディープ・フォレストはフランス発の王道ニュー・エイジ系ワールド・ミュージック。
エニグマEnigma)が世界的ヒットして、それから間もなくして現れた。
当初はエニグマの影に隠れがちだったが、元ちとせの『糸繰り節』を起用したり、日本公演をライブ盤として出したり、映画『草の乱』のサントラを担当したりと、何かと日本との縁が深いアーティスト。

ミシェル・サンチェス(Michel Sanchez)とエリック・ムーケ(Éric Mouquet)の男性二人組。
Deep Project以降はエリックによるソロ活動となっている。

梅雨時に聴きたくなるのが2ndの『ボエム』だが、他のアルバムも夏場のおとも。

 

Beautiful World "In Existence"

これもアンビエント・ポップスの王道って感じの曲調。

この曲はティモテシャンプーのCMに使われたことがある。
「あのエンヤっぽい曲は何?」と問い合わせがあったとか何とか。
国内盤はフィル・ソーヤー名義でアルバムタイトルは『ワンダフル・ワールド』。
エンヤ(Enya)に似てるがエンヤよりもポップでキャッチー。
エンヤの"Ebudae"を思わせる曲調。

アディエマス(Adiemus)やプレイズ(Praise)のヴォーカルを務めたミリアム・ストックレー(Miriam Stockley)も"Spoken Word"で参加している。

 

Richard Souther "Illumination"

12世紀の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽に現代の音をアレンジしたもの。
シスター・ジャーメイン・フリッツO.S.B.の深い声が美しい。
O.S.B.って何だろと思ったら、ベネディクト会のことらしい。

 

Anggun "Au Nom De La Lune"

アングンはインドネシアの女性アーティスト。
97年に"Snow on the Sahara"がヒットし、日本でも知られた。

私が持っているのは、同アルバムのフランス語版。
魔法の呪文のような響きを持つインドネシア語が曲間に挟まるせいなのか、決まって夏に聴きたくなる。

Snow on the Sahara

Snow on the Sahara

  • アーティスト:Anggun
  • Epic
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Opus III "Mind Fruit"
イッツアファインデイ

イッツアファインデイ

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当時は"It's a Fine day"にしか関心がなかったが、今になって聴くと凄いトランス感で、アルバム通して異世界に連れて行ってくれるような完成度。
時代を先取りしすぎてたんじゃないかと言ってる人がいたけど、確かにこれ、今の方が効いてくる。

ちなみに、"It's a Fine day"は1983年のジェーン&バートン(Jane&Barton)によるものがオリジナルで、クリネックスのCMに使われ、呪いの曲と騒がれていたことがある。

これ、かなりツボ。

 

ゆったり落ち着く癒し系

Sade "Stronger Than Pride"

これは以前にも触れたけど、表題曲の"Love Is Stronger Than Pride"がリゾート地に来たみたいな気分にさせてくれるのだよ。

STRONGER THAN PRIDE

STRONGER THAN PRIDE

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Clementine "Mes Nuits, Mes Jours"

ジャズって、どちらかと言えば、夜とか秋に聴きたくなるけど、クレモンティーヌはささやくようなやさしい声なので、これは日中や夏に聴きたくなる。

激しいやつ

Björk "Post"

夏と言えばこれ。
情緒不安定な20代に出会って、ビョーク沼にハマるきっかけとなった2ndアルバム『ポスト』。

火炎瓶でも投げつけてきそうな激しい曲だ。

 

芸能山城組『交響組曲アキラ』

英題は"Symphonic Suite AKIRA"

冒頭から空間を叩き割るような雷鳴音。
雷鳴は多くのアーティストが効果音的に使っているが、せいぜいゴロゴロくらいで、ここまで激しい音はあまり聞かない。
その上、インドネシア・バリ島の重低音楽器ジェゴグに、ねぶた祭りの掛け声「ラッセラー、ラッセーラー♪」と聞けば、AKIRAは夏しかない!

何とAKIRAのサントラのRemixが出るらしい。

 

Brigitte Fontaine "Comme à la radio"

このブログではすでに紹介済みのブリジット・フォンティーヌ『ラジオのように』。

母がこれは夏に聴くのだと言っていた。
子供心に、こんな暑苦しい音楽をどうして夏に聴くのかと思っていたが、アルバムに「夏、夏」という意味の"L'été, l'été"という曲や、虫の音が収録されているので、これは夏のアルバムだというのが、大人になってから分かった。

狂った夏だね。