麻雀の腕前。
上級者と下級者を分けるのは点数計算だと言われている。
麻雀上級者に点数計算ができない人はいないのだとか。
私も麻雀を知らないうちから、点数計算ができるか否かの話は聞いていた。
だから、ベテラン勢で点数計算ができる人は尊敬の念で見てしまう。
点数計算ができないまま打ち続けている人は少なくないらしいのだ。
コミュニティ施設で麻雀の世話人をしているIさんの奥さまは60代になってから麻雀を始めたそうなのだが、何と点数計算ができるとのこと。
40代半ばで始めた私は、まだろくに麻雀を覚えておらず、あっぷあっぷしているというのに。
Iさん曰く、奥さまは元々短期記憶や数字に強いタイプだったらしい。
う~ん、やっぱりそこら辺が得意でないと麻雀は上手くならないかぁ。
ADHDの私は短期記憶も数字にも弱い。
面倒なのは4翻未満の符の計算だ。
まず副底の20符。
そして、アガリの形による符、
テンパイ時の待ちの形による符、
さらに、雀頭が役牌なら2符、刻子や槓子による符と次々足していく。
短期記憶が弱い私は、数字を覚えていられない。
指折り数えたところで、何往復指を折ったのかも覚えていないのだから。
さらに翻数と照らし合わせるので、点数表も暗記していなければならない。
私はやっと30符のラインを覚えたばかり。
点数計算の仕組みは覚えたが、この先点数表を暗記できたとしても、この符の積み重ね的計算は短期記憶が弱い自分には素早くできる気がしない。
本には、早く計算するコツとして「12符を見つける」と書いてあるのだが、その12符を見つけるために、符の積み重ねを短期記憶として脳内に留めておくのが大変なのだ。
この本で、点数計算の基本的な勉強をした。
ドリル式の本ならもっと素早い計算が身につくのだろうか。
スマホの点数計算練習問題もやってるのだが、進歩を感じない。
ADHDにできる気が……しない。