人々の若いころの話として、
「いくらでも無理がきいた」
「徹夜ができた」
「怖いもの知らずだった」
といった話をよく聞く。
しかし、私はこういう話にまったく共感できない。
なぜなら、私は若いころ、いつも疲れていたからだ。
中学生ごろから、やたらと寝るようになった。
高校時代には帰宅して制服のまま寝てしまい、そのまま夕飯も食べずに朝を迎えていたこともあった。
若い時に寝てばかりいるのは別に不自然なことではないらしい。
若いからこそ眠れるのであって、歳を取ると眠れなくなるという。
しかし、それとは別の理由があった。
私は幼少のころから、すぐに疲れてしまっては、ぐずっていた。
小学生の時から酷い頭痛と肩こりに悩まされていた。
20代のころには、体の芯から疲労困憊して、何かと横になっていた。
30代はピークで心身ともに絶不調だった。
すぐに疲れてぐったりしてしまうので、自分は体が弱いのだと思っていた。
しかし、ふと気がついた。
高校時代、長距離徒歩という行事があった。
一日40kmを歩くのだ。
そして、私は高校時代、雨の日も強風の日も毎日往復80分自転車通学をしていた。
その長距離徒歩の日は、一日で40km歩き、80分自転車をこいでいたのだ。
それをこなせるのなら、体が弱いはずがないのだ。
それではなぜ私は、ずっと疲れていたのだろうか。
その原因が発達障害にあったということは、40代になってから分かった。
発達障害ゆえに、常に疲れていた。
疲れていたのは、体だけではなかった。
脳も疲れていたのだ!
今でも私は、脳疲労でどっと疲れを感じてしまう。
しかし40代以降は、体の芯から疲労して横になってしまうということはなくなった。
それは大豆プロテインを摂取するようになったからだ。
「豆乳って体に良さそうだから飲んでみようかな。でも毎日豆乳と牛乳と両方飲むのは大変そうだから、牛乳に大豆プロテインを混ぜて飲んでみてはどうか」と思ったのがきっかけだ。
健康のためにこれをしよう!と特別意気込んだ訳ではなかった。
何とな~く、始めてみただけだった。
ザバスのような高いプロテインではなく、純粋な大豆プロテインから始めた。
最初はマルマンだった。
大豆プロテインと言えば、口コミでは飲みにくいと不評なのだが、牛乳に混ぜればそんなに悪い味ではないと私は思う。
子供のころ、家でミキプルーンを取っていた時期があった。
ミキプロティーンも一緒に取っていたのだが、その味によく似ていた。
このマルマンの大豆プロテインを摂取してから一ヶ月ほど経っただろうか。
そういえば、このごろ疲れて横になることがなくなったな、と気がついた。
タンパク質を継続して効率よく摂取することで、脳と体の疲労のうち、体の疲労だけは抜けてくれたのだろう。
肉体労働をしても翌日に筋肉痛にならないし、疲労が溜まっていないのだ。
しかも、冬になると頻繁にこむら返りを起こしていたのに、足を攣らなくなった!
それどころではない。
大豆プロテインの効果は絶大だった。
私は腸が弱くて下痢ばかりしていた。
排便のたびにひどい悪臭で、腸が腐っていると思うほどだったのだが、何と便やガスの臭いも格段にマシになっていたのだ。
- 肉体疲労がなくなる
- 筋肉痛が起こらない
- こむら返りが起こらない
- 便やガスの臭がマシになる
何となく始めた大豆プロテイン摂取という習慣が、人生変わるほどの効果をもたらしてくれた。
私の疲労は脳と体の併発だったが、うち体の方は大豆プロテインによって大幅に改善された。
(脳疲労の方は、ビタミン剤という回復アイテムと出会うまでに、ここからさらに十年かかることになるが)
少なくとも50歳を迎えた今現在の方が、若いころよりも格段にラクになっている。
あれから十年以上経って、大豆プロテインもいくつか試してみたが、結局はボディウイングに落ち着いた。
次回は、摂取したプロテインについて、レビューしてみようと思う。
大豆製品は、人によってはアレルギーが起こったり、甲状腺機能に悪影響を及ぼすことがあるので、ご注意ください。