あとぢゑ〜る

大人の発達障害と麻雀初心者の歩む道

🀄進歩を実感した時

短期記憶が弱く、物覚えが悪いADHDにとっては物事を始める時の壁が厚くて高い。

最初のうちは頭が混乱しているので、勉強はとにかく苦行でしかない。

しかしそんな自分でも勉強していくうちに、「あっ、伸びたな」と感じる時がある。

 

池田大学麻雀サークル国士のキャラクターが引き続き登場する『麻雀技術の教科書 効率的なアガリ方』と『麻雀技術 守備の教科書 振り込まない打ち方』の二冊を読んだ後である。

 

東大式麻雀入門シリーズが入門者向けなら、こちらは基本を覚えて入門者から初級者に進んだ人向けである。

井出洋介氏と、MリーグU-NEXTパイレーツの”船長”こと小林剛氏による共著で、メンゼン志向の井出氏と、よく鳴いてよくアガるコバゴー氏というタイプの異なる雀士二人の意見が合った理論のみを載せているというコンセプトの本だ。

 

 

その前に『東大式麻雀 勝つ打ち方入門』を読んでいるのだが、入門者向きにも関わらず、この時は内容を理解するのが精一杯だったので、読んでて面白いというところまでは行かなかった。

しかし、今回の本は入門者ではなく、もう少し進んだ人向けなので、もっと詰まった内容なのだが、それでも読んでて面白いと感じた。

それは、事前に『勝つ打ち方入門』を読んでいて、頭の中で準備ができていたからだ。

それでもまだ『麻雀技術の教科書 効率的なアガリ方』を読んでいるころは、「読解するのがやっと」から「読解していて面白い」に進んだ程度で、内容を記憶できるまでには至らなかった。

 

自分の中で勉強の成果を感じたのは次の『麻雀技術 守備の教科書 振り込まない打ち方』を読んだ時だった。

 

それまでの私は、とにかく放銃しまくりだった。

しかし、この本を読んでからは、ベタオリやまたぎスジ・裏スジを覚えて、副露している相手にも注意を払う意識が持てるようになった。

お陰で効果テキメン。

初心者部屋ではほとんど放銃しなくなった。

 

本で勉強した効果が如実にあらわれたこの時こそ、成長の実感だった。

こうなると、今までは苦しかった勉強が楽しいと思えるようになってくる。

 

上記の『麻雀技術の教科書』二冊を読了してから、再び『東大式麻雀 勝つ打ち方入門』を振り返って読んだら、技術の教科書に書かれている概要的なまとめを復習できた。

一回目に読んだ時よりも内容を理解できていることに気がついた。

シリーズ通り、入門者向けの『東大式麻雀 勝つ打ち方入門』→初級者向けの『麻雀秘術の教科書』攻めの赤本と守りの青本二冊の順番で読み進めると理解が進む。

 

ところで、麻雀には固有の用語が多い。

X(Twitter)で麻雀の話をポストすると、麻雀を知らないネッ友さんから「何を言ってるのか分からない」とよく言われる。

確かに、本は固有の用語だらけなので、まずはこの用語から覚えなければ理解できない。

私はワーキングメモリが弱くて手順を覚えるのは大の苦手だが、名称を覚えることに関してはそれほど苦にはならないので、麻雀用語も自然と身についた。

用語を覚えていない人は、そのあたりで引っ掛かるかもしれない。