『🀄ニコニコ七対子』でも書いたが、私は鳴くのが苦手だった。
と言うか、今でも苦手である。
他の人は麻雀を習い始めた入門者レベルでもすぐに鳴いている。
私はなかなか鳴けなかった。
ADHDゆえに自分の手牌を見るのが精一杯で、捨て牌に注意を払えないのである。
他の人がいともたやすく見逃さずに鳴いているのを見ると、どうしても定型発達との差を感じてしまう。
とにかく鳴けないことに内心コンプレックスを抱いていたので、役牌だけでもポンできるように注意を払った。
なんとかポンはできるようになったものの、チーはなかなかできなかった。
上家にしか鳴けないとか、順子のうちどの牌を鳴くかだとか、ポンと比べると余分に考えなければならないことがあるので、そこがADHD脳にとってリソース食いだったのだ。
『麻雀技術の教科書』を読んで学習して自分に成長を感じた時、脳に空き容量ができたのか、ようやくチーができるようになった。
しかも初めてチーした時にはテンパイしてアガることができたのだ。
その次もチーテンから和了。
苦手からの成功体験は喜びもひとしおだ。
いずれは”鳴き”についても勉強していきたい。