麻雀で役を覚える時、「好きな役を見つけてみよう」とか言われる。
人それぞれ得意な役というのもあるらしい。
私の場合は、まだ麻雀の右も左も分からぬうちから、そういう役が見つかった。
それが「七対子(チートイツ)」だった。
七対子はどうも人によって好き嫌いが分かれるようだ。
「俺、七対子嫌いだから!」という人もいる。
私は最初からよくこの役で和了っていた。
牌効率を学習する前は、対子が四つあろうものなら七対子でアガろうとしていた。
しかし、麻雀本で学習してからは七対子にこだわるのをやめた。
M先生は「麻雀は柔軟に」とよく言う。
最初はこれもよく分かっていなかったが、勉強してからは分かるようになった。
不注意で鳴くのが苦手だったので、暫くトイトイで和了ったことがなかった。
鳴けるようになった成果がトイトイでの和了だった。
それからは、七対子にこだわらず、鳴いてトイトイに変えることも意識に入れた。
なので「もう七対子にはこだわるのは卒業だ」と思っていた。
が、やっぱりこの役でアガることがある。
好調な時は不思議と七対子でアガれるのである。
やっぱり相性が合うのだろうか。
しかし、こういう話はオカルトの一種になってしまうので、”相性”とか言っているうちはまだまだ初級者なのだろう。