点眼の治療で、眼型酒皶による角膜の損傷はほとんど回復し、今はちゃんと文字も読めている。
眼が見えないというのは、本当に不自由だ。
QOLが下がる。
久々に眼科で視力検査をしたが、視力が1.0未満に下がっていた。
ここ一年の間に老眼も進んでしまっていた。
私はこれまで視力が良いのが当たり前で、視力検査では「眼が良いですね~」とよく言われていたので、ちょっと残念だったが仕方がない。
ところが今度は、薬の副作用と思われる症状に悩まされている。
眼科と皮膚科で処方された薬で治療している過程で、次第に口腔内に異常が現れた。
上唇の裏側が何だかゴソゴソするのである。
すぐに治るだろうと思っていたのだが、逆にその症状は悪化していき、範囲が口腔内全体まで拡大した。
ピーク時には下唇の裏までゴソゴソし、唾液がほとんど出ず、口の中がべったり貼りついていた。
それ以上につらいのが、頭鳴り耳鳴りと耳の奥が引っくり返るような感覚だ。
この症状は、以前ベンゾジアゼピン系抗不安薬の離脱症状で長きに渡って悩まされていたものだ。
つい半年前にも同症状が出現したが、この時は五日ほどで沈静化した。
さらに、両腕にも薬疹と思しき赤い発疹が現れている。
こちらは痛くも痒くもないし、もう腕を露出する時期でもないので、QOLには影響していないからまだマシだが、入浴直後はかなり派手に赤くなっている。
しかし、半年前にも皮膚科で処方された抗生剤では、口渇の症状は出なかったのに、今回は一体何が原因なのか。
点眼薬でそのような症状が出るとは考えもしなかったのだが、調べてみたら、薬液が涙腺を通って、鼻や耳や口に流れていくらしいのだ。
だから下唇よりも、眼から近い上唇や舌に症状が出やすいのだろうか。
今回はベンゾジアゼピン系抗不安薬は一切服用していない。
おそらく抗生物質の仕業と思われる。
抗生物質の副作用に、口腔異常や耳鳴りや薬疹がある。
種類にもよるらしいが、他に心当たりがない。
医師に尋ねたが、「糖尿病かもしれないから検査しろ」で終わり。
いや、渇いているのは口だけで、別に喉が渇いている訳ではないのだが。
半年前にも血液検査しているし、9月も入院した際に血液検査して、特に異常は指摘されていない。
どうもベンゾジアゼピン系抗不安薬による離脱症状を経験して以来、薬に対する副作用が出やすくなった気がする。
耳鳴り頭鳴りは年数を経て、普段の生活上気にならないレベルにまで軽減していたが、気圧の変化やら、ふとしたことで出現する。
頭鳴りに関しては、「完治」することはなく、「寛解」あるいは「軽快」にまでしか至らないのが分かる。
あ~ 頭鳴りが…… シャリシャリする~~
抗生剤の投薬をやめて一週間経つが、ようやく峠を越えた感じはある。
下唇裏の乾燥は治まり、今は就寝時の舌周辺の乾燥が酷い。
まだチリチリとした頭鳴りがあるが、耳奥の引っくり返り感は治まっている。
薬疹も範囲の拡大が止まり、日中はかなり薄くなって目立たなくなった。
抗生剤の副作用は投薬中止から2~4週間くらいで治まるようなので、結構時間は掛かる。
そういえば半年前の下痢・腹痛も治るまでに時間を要したっけ。
まぁそれでも、かつてのベンゾジアゼピン系抗不安薬の離脱症状よりは全然マシだ。
あれは気にならなくなるまでに数年は掛かった。
いつか、それについても書きたいが、当時を記録したノートが行方不明なので、またの機会に。