お題「レシピを見て料理をしている方はどこのサイトあるいはどんな料理本を参考にしていますか?」
私は料理が苦手なんてものではなく、大嫌いだった。
Xの鍵付きアカで頻繁に料理が苦痛だと訴えるほどには。
理由はやはりADHD。
短期記憶が弱くて段取りが組めない。
短時間で複数の作業を同時併行でこなさなければならない料理は脳のリソースを大量消費してしまい、一品作るだけでドッと疲れてしまうのだ。
料理は好きでも皿洗いは嫌いと言う人は少なくないが、私は皿洗いの方が全然マシ。
皿洗いなんて手だけ動かしてればいいだけなのでラクなもんだ。
食事は毎日のことなので、料理は一品作ったら、しばらく作らなくて良いというものでもない。
とにかく終わりがない。
その上に私は料理のセンスもなかった。
身近な人間に手料理を出したところ、ダメ出しを食らってしまったほどには。
しかし、その人間から「肉じゃがが食べたい」と言われてしまったのである*1。
そこで、面倒だけど一念発起して、レシピを見て肉じゃがを作ってみることにした。
これでダメ出されたら、レシピのせいにできるしな!
ググって最上位に出てきたこのレシピで作ってみたところ……
う、うんまい!!
レシピ通りに作ったら、こんなにちゃんと美味しくできるものなんだなぁと。
私は元来食べることが好きなので、食べてる間ずっと幸せな気分になれた。
これまでは面倒で避けていたのだが、これを機にレシピを活用して調理することを心がけた。
スマホで検索すればいくらでも出てくるけど、小さい画面は見づらいし、調理中の手でスマホに触りたくない。
こういう時はアナログが一番だよね💗
そこで料理レシピ本の検索上位に上がってきたこの本を購入。
Amazonのレビューにも書いたが、この本はほとんどが定番のメニューなので、対象は料理初心者であるとか、私のように自分のセンスで作ると残念な味になってしまう料理苦手勢向けだ。
過去にもレシピ本を買ったことはあったのだが、一品も作らずにフリマに出品してしまった。
しかし、この本のレシピは3割くらいは作ったし、リピもよくしている。
ここまで活用したのは初めてだ。
このレシピ本の料理は割りと甘め。
私は今まで糖分を恐れて、料理に砂糖を使わなかった。
それで味がまとまらず、いまいち美味しくない料理になっていたことが分かった。
料理に砂糖を使うことの意味を今さらながら知った。
レシピ通りに作れば美味しく食べられるという成果を感じることで、料理に対する嫌悪感や苦手意識が大幅に緩和された。
(ビタミン剤で思考を切り替えられるようになったのも大きかったが)
結局この後にも追加でレシピ本を三冊購入。
その中では、これも美味しいレシピが多くて良かった。
ムック本なのだが、600円もしなくて安い!
鶏むね肉の効能についても詳しく書かれているので、調理のモチベも上がる。
お陰で市販のサラダチキンは買ったことがない。
ただ、Amazonのレビューでも指摘されているが、このレシピ本のサラダチキンは塩が多いので、小さじ1程度に減らしている。
幸いだったのは、私が食べるのは好きだったことである。
食べることに関心がなかったら、料理への嫌悪は払拭できないままだっただろう。
料理が得意な方々がレシピを作ってくださることに感謝。
食べるの大好き! おなかすいた! ごはん~♪ ごはん~♪
*1:この手の話をすると「文句を言うなら自分で作れ」という意見が出てくるが、残念ながら料理など絶対してはならないような不器用な人間は存在する。