職場うつは、仕事量よりも人間関係を原因とするケースが多いそうだ。
人間にも動物にも相性がある。
良かったらずっと仲良くして家族同然になるし、悪かったらそれはそれはもうストレスでしかない。
同種でも異種でも、やっぱり相性がある。
何が合って何が合わないのか、不思議な世界だ。
ところで、生活していく上で、こんなにも相性が大事なのに、ペットの多頭飼育って大丈夫なのかと常々疑問に思っているのだ。
SNSだのYouTubeだの、多頭飼育でペット同士が仲睦まじく過ごしている様子がよくよくアップされているけど、そんなどこでも上手くいくものなのか?
きっと、仲良く過ごせてるお宅だけがアップしていて、本当はその裏で相性が悪くてストレス満載なペットたちがいるのではないか、いや、いるはずだと思っていた。
そしたら、やっぱりあった!
それも想像以上に深刻な影響を及ぼしていた。
同居猫から制圧されてばかりでストレスを溜めて糖尿病になっていたという白猫の話。
何と、同居猫がいなくなったら糖尿病が治ったというのである。
可愛いから、可哀想だからという理由でどんどん飼育頭数を増やしていってしまい、当のペットがストレスで病気になってたら、そっちの方が可哀想じゃないか。
先住個体との相性を見るためにトライアル期間は設けた方が良いのではないか。
こちらは異種間による絆の話。
結構有名だったようだけど、私はつい最近知った。
猫が犬の介護をする。
写真を見れば、猫が犬のことを大好きだというのが伝わってくる。
しかし、どっちもかわいい。。。
ぼくたち、仲いいよね。
……
相性は当事者同士が決めるものだ。
しかし、ペットは自分で飼い主を選択することはできない。
犬や猫はニオイに敏感なので、もしかしたら飼い主のニオイが嫌いで相性が合わないと感じていることもあるかもしれない。
そんなこと言ってしまったら、身も蓋もないけど。
懐かれてたら、おk
懐いてもらえなかったら……
犬は自分のことを好きな人が分かるようだ。
人見知りな犬が、初対面なのに犬好きな人に対して尻尾を振って懐くのは珍しくない。
猫は違う。
猫は不用意に寄ってくる人間はおおむね苦手だ。
猫は自身の生活を脅かさない穏やかなタイプに心を開く傾向にあるが、個体差があるので、絶対に人間に心を開かないのもいる。
そういう猫はたとえ寿命が短くても、野良でいる方が幸せなのかもしれない。
ただ、今は野良猫の存在が許されず、発見次第、殺処分か、保護されて飼育コースである。
人間嫌いの個体には受難な時代かもしれない。