あとぢゑ〜る

アトヂヱブログ・大人の発達障害と麻雀初心者の歩む道

🧠身につく学習、身につかない学習の違い

意欲とか、やる気というものは、やる前からは出ないもの、やり始めてから出てくるものだ」と言うね。

それはわかる。

実際、自分も物事を始める前はグダグダなままだったけど、始めてからはやる気が出て結構進んでいると感じている。

今は複数のことに取り組んでいるけど、マルチタスクが苦手で一つのことにじっくり取り組みたい性分なので、自分を分裂させてそれぞれ一つのことに没頭させたいくらいだよ。
かつて、長いことうつ病を患っていて、何も為せない年月を送っていたので、色々なことに取り組む意欲にあふれている今現在が貴重に思える。

 

しかしながら、始めてみても、身につくことと身につかないことがある。

 

私が大ファンだった第70代横綱日馬富士は勉強家で知られていて、彼はネットで故国モンゴルでの警察官と弁護士の資格を取得したのだとか。
さらに大学院に通っていたこともニュースになっていた。

日馬富士の言葉「勉強して損をすることは一つもない」は私の中で名言として残っている。

 

だから私も今は勉強したりしているけど、身についてきていると感じるものと、まるでダメなものがある。

 

その日馬富士の師匠である第63代横綱旭富士伊勢ヶ濱親方は横綱を二人育て、多くの関取を育てる名伯楽として知られている。

その伊勢ヶ濱親方が指導に当たって、よく口にしているのが「目標を持って努力すること」。

幕内力士なら「三役を目指す」とか、そういった実現できそうな目標。
そのために、日頃の稽古、そして本場所では1勝を積み重ねることに全集中する。

 

言われてみれば、自分の場合も、目的を持たない勉強は驚くほど身につかないし、目標のない作業は遅々として進んでいかないことに気がつく。

 

割りとあるあるな話だと思うが、今まで何度か取り組んでは挫折しているのが、英語学習。
語学学習は興味だけはあって、いくつか取り組んでみたことがある。

NHK講座のテキストを4月だけ買って終わったイタリア語にドイツ語。
NHK講座+mikanに東進ブックスの単語帳買って、ちょ~っとだけやった中国語。
教室に通い、熱出しても辞書引きながらでも書籍を読んだ韓国語。

 

このうち、やっぱり一番身についたのが韓国語。
何しろカネ出して教室通ったガチ勉強だったんで。
ただし、結果を言えば、会話はまったく不能
身についたのは、韓国語検索して必要な情報を取得する、辞書引きながら韓国語の文章を読解する、この程度。
それでも、元々自分が目的としたのは韓国の書籍を読解することだったので、当初の目標を達成できたから満足している。

それ以外はまるでダメだったけど。

 

英語なんか、自分の意思と関係なく、学校教育でやらされたし、親から教室にも通わされた。
自分の意思でキクタンとか、DUO3.0も買った。
それにも関わらず、1ミリも身についていない。
洋楽ばかり聴いてるけど、歌詞の意味は皆目わからないままだ。
せっかく買ったのだからと、DUO3.0をたまに読んでるけど、頭に入らない。

 

この違いは何なのか。

ADHDとか年齢的なこともあるけど、おそらく”目標”がないから身につかないのだろう。
そこが韓国語との違い。

韓国語も読解はできるようになったけど、会話の方がさっぱりなのは、自分がそこを目的にしていなかったからだ。
韓国で生活したいとか、韓国人の友人がいるとか、実際に韓国語での会話を必要としないと学習に対する本気度は上がらない。

結局ほかの言語も、まるで身につかないのは、これといって目的がないからなのだ。

 

今、自分が一番に取り組んでいることは、WordPress使って運営しているサイトを完成形に持っていくこと。
このブログみたいに思うままに書きつづっていくものではなく、調べながら、翻訳しながらの作業なので、1記事仕上げるのに時間が掛かる。
それでも、昨年初夏にサイトを移転してから記事を再構成しているが、気がつけば16記事くらいは新しく書きあげていた。

 

次に麻雀学習。これもボチボチ進歩はしている。
目標は、ベテラン勢と打てるまでに上達すること。
ここまで、守備とか牌効率とか順序立てて本を買って勉強している。
次はメンチン対策や手役作りについての勉強をしたい。
こうして、自分の中で目標が立てられている。
そしてその成果は、表れてもいる。

 

「目標を立て、実現のために、目の前のやるべきことに集中して取り組む」
これが実行できていることは、ちゃんと形になってきている。

結局のところ、まるで身につかないものは、すべて目的がなく、目標を立てられていないことばかりだったのだ。

 

私の場合、ADHDもあって記憶力も脆弱だから、身につくまでに人一倍努力を要してしまう。
それだけに、集中力を増すためにも、何か目的が必要なのだろう。

 

どうせ凡才なんだから、あれこれいっぺんに勉強したって身につくわけがない。
欲をかかず、一つ一つ目標を達成していこう!