お高い浄水器「水の都」の水漏れが酷くなった。
蓋を開けてみたら、酸化水のホースが経年劣化により亀裂が入りまくりだった。
修理を頼むことも考えたが、二十年以上使用しているので、ホース以外にもあちらこちらにカビが生えているようで、浄水器なのにかえって不衛生になっている気がして、お別れした。
「水の都」長年お世話になりました。
ところが、浄水器ナシの生活になったら、水がとにかく不味い!
ここに引っ越してきた時、水がえらい不味いなぁと思ったものだった。
東京の水道水の方が全然美味しいじゃないか。
ヤカンでいくら沸かしてもカルキ臭が抜けない。
料理も水のせいで美味しくない。
やっぱり浄水器がないとダメだと思ったので、また買うことにした。
しかし、蛇口に取り付けるタイプは、数千円もするカートリッジを数ヶ月で交換しなければならない。
どうもコスパが良くない気がする。
ググってみたところ、最もランニングコストに優れているのは、据え置き型らしい。
つまりは「水の都」と同じようなタイプ。
「水の都」は、闘病中の母の体を考えて、祖母・自分・祖父で出し合って買ったものだったが、さすがに今は一人で30万円も出せない。
Amazonで据え置き型浄水器を探してみたら、ドリームバンクというメーカーの安い浄水器が現れた。
中国の所在不明な怪しい企業じゃあんめーなと怪しんだが、岐阜県にある日本の企業で、JAとも契約しているので信頼性は高い。
いくつか種類があったが、「水の都」と比べたら遥かに安いので、ビュークの8年カートリッジを購入した。
これは今話題にもなっている有機フッ素化合物(PFAS)も除去してくれるらしい。
さらに逆流洗浄機能つき。
えっ 小さい!
箱があまりにも小さくて軽いので、何か間違って届いたのではないかと思ってしまった。
開けたら、写真で見た通りの浄水器だった。
場所も取らなくて良いけど、軽くてホースに引っ張られて転がってしまうのではないかと心配したが、それも杞憂に終わった。
本体は結構しっかり地面に張り付いてくれている。
早速取り付け、残留塩素検査を行なって透明になっているのを確認してから、水を味わってみる。
最初はちょっとゴムホースの臭いを感じるが、しばらくすると、それも抜けてくる。
さすが浄水器!
ヤカンでいくら沸かしても抜けなかった、あの酷いカルキ臭を感じない。
「水の都」はお高いだけあって、舌触りが日田の天領水の如くまろやかなアルカリイオン水になった。
水道水が電解還元水と酸化水に分かれて出てくる分、量が少なく、時間が掛かっていたが、今回取り付けたドリームバンクの浄水器は分かれたりしないので、出てくる勢いも水道水と同じである。
水がすぐに溜まるので、ストレスも軽減。
さすがに今回の浄水器には水のまろやかさまでは感じないが、それでもこの価格で、8年カートリッジは非常にコスパが良いと思う。
安価で提供するために、色々とコストカットしており、パッケージも説明書も簡素である。
使い始めたばかりなので、あとはどれだけ長持ちするか。
今のところは良い買い物をしたと思っている。
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