うどん屋に入ったら、うどんの本ばかり置いてあった。
目の前にあった絵本『うどんのうーやん』。
なんか面白そう……
開いてみた。
食べ物はリアルな画風なのに、人物や動物は赤塚不二夫みたいなキャラ。
短い絵本なので、ネタバレは極力避けたいところだが、うどんのうーやんに次々と出会いがあり、その過程が微笑ましいやら、可笑しいやら。
当方関東人なんだけど、この絵本を読んでいる間は関西人になった気分でツッコミ通しである。
「おまえが行くんかい!」
「乗せるんかい!」
「おまえ何モンや!」
「衛生観念どないなっとんねん!」
「どこまで出前行くねん!」
たぶん、この本の作者もそういうノリで描いているんじゃないかなぁ。
笑いをこらえながらページをめくっていた。
オチも良かった。
出前先次第では少しモヤッとしそうだったが、相手が・・・だったので納得。
うどんを始めとして、ヘタに食べ物たちに顔なんか描かれていないのがシュール感増していて良い。
スマホのアプリゲーム『あつまれ!コッペパン』もそうだけど、顔なんか描いちゃったら野暮なのだ。
この本、シリーズになっていて、『ちくわのわーさん』がお兄ちゃんなんだね。
かわいいね。きもかわ系。